『Mugendai(無限大)』サイトの前身である日本IBMの広報誌『無限大』は、1969年8月20日に創刊されました。
「ITと社会の懸け橋」を基本コンセプトに、「国際性」「日本研究」「科学技術と人間」などの視点から毎号1つの特集テーマを取り上げ、2013年7月の133号まで、44年の長きにわたり企業のエグゼクティブ層や日本のオピニオン・リーダーの皆様に向けて発信してきました。
多くの識者や芸術家の方々による寄稿や対談、座談などに加え、貴重な写真や絵画などで構成されたコンテンツは、読者の皆さまからたいへん高い評価を得てまいりました。
より多くの皆様にこのようなコンテンツを楽しんでいただけますように、『Mugendai(無限大)』では、『無限大』誌のバックナンバーのなかから、特に大きな反響をいただいた特集記事を随時掲載してまいります。

 最初にご紹介するのは『無限大』誌 創刊号です。

 創刊号を発行する1カ月前の1969年7月20日、アポロ11号による人類初の月面着陸のニュースに世界中が沸きました。日本では、NHK解説者の村野賢哉氏の解説を聞きながら、大人も子どももテレビ画面に映し出される月面の様子や宇宙飛行士たちの一挙手一投足を、固唾を呑んで見守ったものでした。

 『無限大』誌創刊号の巻頭記事は、その村野賢哉氏と、当時東京大学工学部教授で東大宇宙航空研究所に在籍された野村民也氏による対談です。
 対談が実施されたのは、アポロ11号の月面着陸より前であったため、アポロ10号の打上げの様子を現地で取材した村野氏の体験をもとに、人類の宇宙と科学への挑戦について大いに語り合っていただきました。

 人類が数千年の昔から夢を抱いてきた「無限大」の宇宙に、科学の力で一歩を記したその年、『無限大』誌は誕生したのでした。

『無限大』創刊号表紙
『無限大』創刊号 表紙
(1969年8月20日発行)

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