オンライン販売は情報がたくさん得られることをはじめとして、さまざまな理由から実店舗での販売よりも拡大してきています。しかし、実店舗での販売もまだまだ伸びる余地があります。ブラジルのファッションブティック・Camisaria ColomboではIBMのモバイルテクノロジーを使うことで、豊富な経験をもつ店舗販売員が豊富なネットの情報を活かすシステムを作り、販売を拡大しています。

レコメンドするプロの目線を豊かに

ファッションブティックの良さは、来店客へ店舗販売員がプロの目線からオススメのファッションを提案してくれることです。しかし、プロの販売員とはいえ、ファッションブランドが展開している今季のコレクション情報をすべて把握することは難しく、まして来季の情報まで把握するのは困難です。また、自分が働く店舗以外の在庫を把握することも容易ではありません。Camisaria Colomboでは、これまでは、こういった情報を調べるために一人につき、一週間で9時間を要していました。

そこでCamisaria Colomboはタブレットやスマートフォンを活用しました。ここに販売増加の仕掛けがあります。手持ちのデバイスにアクセスするだけで、ブランドの情報や商品情報、他店舗の在庫情報などを即座に取得。これによって商品を探す時間を節約できるうえ、情報をもとに来店客に合ったファッションをオススメしたり、在庫がなくても近隣の在庫をもつ店舗を紹介したりできるようになりました。このことで、来店客は店舗の商品に縛られず、すばやく簡単に欲しいものを見つけられるようになったのです。欲しいものが決まっている人には購入に最適な店舗を、漠然とした欲しいものを持っている人にはファッションの提案を、と来店客の抱いていた”?”をセールスにつなげたのです。実際、導入前よりも25%売上が増加しています。

即時性を支えるモバイルソリューション

この事例にはIBMのもつデータ、サービス、アプリケーションを統合するIBM MobileFirstテクノロジーが役立っています。モバイルを通して、組織に属する人々の生産性の向上や、取引機会を逃さないための即時対応、顧客との親密な関係構築が可能です。この先も小売に限らず様々なビジネスの場面で活用されていくことでしょう。

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