巨大産業にまで発展したファンタジースポーツ

巨大産業にまで発展したファンタジースポーツ

「ファンタジースポーツ」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
これはスポーツビジネスの本場アメリカで始まったサービスで、ユーザーは実在のプロスポーツ選手で架空のチームを作成。そのオーナーとなってチームを運営し、選手の活躍度合いによって、それぞれポイントが加算され、成績を競うというものです。
その市場規模はいまや20億ドルにまで膨れ上がり、スポーツビジネスとゲームを融合した一大産業として、世界中の愛好家から支持を受けています。

その中でも、もっとも大きな人気を誇るのが、NFLを中心としたアメリカン・フットボールをテーマとするファンタジーフットボール。戦略/戦術的要素が多いこの競技において、関連サービスを提供する企業であるEdge Up Sportsは、各ファンタジーフットボールチームのオーナーをサポートすべく、IBM Watsonを活用してアプリケーションの開発に取り組んでいます。

スポーツデータマーケティング×IBM Watson

成功しているファンタジーフットボールチームのオーナーは、週に多くの時間を戦略分析にあてています。しかしながら、3300万人以上がプレイする現状では、最新ニュースや選手を取り巻く情報を入手しているだけでは、順位をキープするのはとても難しいことなのです。

そこでEdge Up Sportsは、IBM Watsonの力を借りてNFLに関するさまざまなデータを取得しています。

例えば、
・ 天然芝と人工芝でチームのパフォーマンスはどう左右されるのか?
・ ライバルとの試合に向けてチームはどのようにメンタル面の準備を行うのか?
・ 直前のけがの状態が選手のパフォーマンスにどのような影響を及ぼすか?
などです。

IBM Watsonがもたらすファンタジーデータはゲーム自体をさらに上のレベルへと引き上げます。NFLの毎試合、1000件を数えようとする選手のパフォーマンスに関するデータからソーシャルメディア上に点在する情報までを収集。
そしてそれらの情報を分析し、ファンタジーフットボールチームのオーナーにとって役に立つと思われる情報を提供し、彼らの選手選考に関する迅速な意思決定の手助けをするのです。

これにより「各ファンタジーフットボールチームのオーナーは与えられた情報をもとに最適な先発メンバーを決定することが出来るでしょう」とEdge Up Sportsの最高経営責任者Illya Tabakh氏は述べています。

IBM Watsonでスポーツがよりエキサイティングに

IBMはテニスやアメリカン・フットボール、ラグビーなどさまざまなスポーツにおける多様なデータ分析を20年以上にわたり進めてきました。例えば、ツイッター上でのファンのつぶやきを分析することでチームはファンの感情をより深く理解することが可能になったり、激しい試合における選手のパフォーマンスの傾向を分析することによって、けがを未然に防ぐといった手助けもできます。
IBM Watsonによって、リアル、ゲームの両面で、スポーツの楽しみはよりエキサイティングになりそうです。

photo:Thinkstock / Getty Images

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