SNSの「繋がり」が企業の命運を左右する?

ソーシャル・ネットワーキング・サービス(以下、SNS)の普及は、私たちの世界に劇的な変化をもたらしました。SNSは今やインターネット上で最も多くの人に利用されるツールとなり、10人中7人が、積極的にSNSを活用しています。何か新しいことを学ぶにも、必要な知識を入手するにも、あるいはとっておきの情報を誰かと共有するのにも、SNSはなくてはならない「場」となりつつあるようです。

「繋がり」が生み出す新たな世界

インターネット上では、SNSを中心に毎日20億を超える「繋がり」から、30億ものコミュニケーションが生まれているといわれています。一つのやり取りがまた別のコミュニケーションを誘発し、それらがさらに「シェア」によって広がり、情報は驚くべきスピードで拡散されていきます。

インターネット上には、そのようにして生み出された膨大な数のデータが蓄積されていますが、そうしたデータの90%が、ここ数年の間に作り出されたものだというのは、実に驚くべき事実です。そして、「繋がり」から生まれる全く新しい種類のデータは、私たちに人間の行動や感情、振る舞いなどに関する深い洞察を与えてくれるのです。

SNSがビジネスにもたらすもの

ビジネスの世界においても、SNSは重要な役割を果たすようになってきています。SNSによって世界中と繋がり合うことで、私たちはオフィスのデスクに縛り付けられることなく自由に働き、価値を生み出すことができるようになりました。また、SNSから得られる「生身の」情報を解析することで、顧客や従業員を深く理解するのに役立つ知見を得ることができます。

今後、企業が勝ち残っていくためには、SNSを自社のビジネスに取り込み、SNSがもたらすメリットを積極的に活用していく姿勢が必要不可欠となるでしょう。私たちを取り巻く世界は、大きな転換期を迎えています。繋がりから生み出される知識が「価値」となり、それが経済を動かしてゆく…古い価値観が崩れ去り、まったく新しい世界が姿を現すその現場を、私たちは今まさに目の当たりにしているのかもしれません。

photo:Thinkstock / Getty Images

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