JALのバーチャルアシスタントで、赤ちゃん連れでも快適な海外旅行へ

赤ちゃんを連れての海外旅行は、大変なことが多々あります。

おむつを替えるスペースやベビーカーの通れるスロープはあるだろうか、赤ちゃんが突然泣きだして周囲の人に迷惑をかけたらどうしようか……と、パパとママの気苦労は絶えません。

実際の旅行先で苦労が多ければ、思い出も残念なものになってしまうでしょう。

そんなパパとママの悩みにこたえる心強いサービスが、新たに産声を上げたようです

赤ちゃん向け情報を提供する「マカナちゃん」

2016年12月、日本航空株式会社(以下、JAL)は「マカナちゃん」の提供を開始しました。

マカナちゃんは、赤ちゃん連れでハワイ旅行を検討されている顧客からの質問にチャット形式で回答する、バーチャルアシスタントサービスです。

ページにアクセスして「赤ちゃんでもパスポートは必要なの?」「現地で病気になったら、どうすればいい?」「おすすめのホテルは?」といった質問を入力すると、マカナちゃんが知恵を絞って回答してくれます。

マカナちゃんを陰で支えるWatsonのコグニティブ・テクノロジー

マカナちゃんの実体はコンピュータのプログラムですが、人間に話しかけるのと同じような自然言語での会話が可能。その機能を陰で支えているのは、IBM Watsonのコグニティブ・テクノロジーです。

チャット画面から入力された文章はWatsonの自然言語解析APIで解釈され、コールセンターの対応履歴やJALに蓄積されている豊富な旅行関連情報を参考に、最適な回答が選び出される仕組みになっています。

このサービスの提供に先駆けて、JALおよび日本IBMの社員約1万人から想定質問が集められ、念入りな事前学習が行われました。この学習がスタート時点における「基礎」となりますが、マカナちゃんはサービス提供開始後も実運用を通して学び続けます。顧客との会話を重ねるごとにマカナちゃんは成長し、知識と応対精度が高まっていくことでしょう。

なお、「マカナちゃん」のサービス提供は2017年1月10日までの期間限定となっており、この記事が皆さんの目に留まる頃には、実際に動いているマカナちゃんをご覧いただくことはできないかもしれませんが、マカナちゃんの学びをステップに、より便利なバーチャルアシスタントが誕生するのを期待したいところですね。

photo:Thinkstock / Getty Images