80%の企業が実感する課題と、それを解決するプラットフォームとは?

米ガートナー社は2016年10月、「2017年の戦略的テクノロジ・トレンドのトップ10」を発表し、2016年から引き続き2017年も「デジタル・メッシュ」が重要なキーワードとなることを示唆しました(※1)。

コンピューター・システム、自動運転車や家電などのIoT機器、スマホアプリやデジタル・ツインなどのさまざまな要素がつながり合い、そこから得られるデータを高度な人工知能技術で分析・処理して企業活動に役立てる。「人工知能」と「データ」があらゆるシーンにおいて中心的な役割を果たす、本格的な高度情報時代の幕がいよいよ切って落とされようとしています。

※1 ガートナー | プレス・リリース |ガートナー、2017年の戦略的テクノロジ・トレンドのトップ10を発表

高度なデータ処理をサポートする「IBM Watson Data Platform」

そんな中、IBMは2016年10月25日に「IBM Watson Data Platform」を発表しました。

IBM Watson Data Platformは、世界最速のデータ取り込みエンジンやコグニティブ技術を用いた意思決定機能をデータの専門家に提供し、IBMのクラウド上における共同作業をサポートするものです。

また、同じ基盤上でIBM Watson Machine Learning Serviceへのアクセスも提供し、高度な機械学習を直感的なインタフェースで利用することが可能となります。

データ専門家の高度な連携をサポート

最近のハーバード・ビジネス・レビューの調査によれば、80%の企業が「ビジネスの目的を達成できない原因は、チームが共通のデータに基づいて連携できていないことにある」と考えているそうです。

データ・サイエンティスト、データ・エンジニア、ビジネス・アナリスト、開発者といったデータ処理の専門家はそれぞれ得意とする言語が異なるうえ、データに関する解釈も一致していません。このため、データの収集や整理に非常に多くの時間がかかり、効率のよいデータ処理が行えないというのです。

Watson Data Platformは、企業が抱えるこうした課題の解決に役立ちます。

このプラットフォームを活用することで、複数のデータ専門家が1つのデータセットを基に、高度な連携作業を行えるようになります。また、データ処理の結果をグラフや表などを用いて視覚化し、社内外で共有することも可能となります。

秒刻みで状況が変化していく高度情報時代のビジネスシーンを生き抜いていくためには、データの収集、分析、洞察、仮説立案、検証といったPDCAを高速に回していかなくてはなりません。IBM Watson Data Platformは、企業のそうしたニーズに応えて、新たな時代へ続く扉を開ける「鍵」となれるでしょうか―。

photo:Thinkstock / Getty Images