不便を予測し解消する!? 夢の次世代型スタジアム

ITの進化により、私たちは自宅に居ながら、スポーツ観戦を心ゆくまで楽しめるようになりました。

テレビの画面で試合を見つつ、SNS上を流れる試合情報やファン同士の会話をリアルタイムにチェックする――ほんの10年前には想像もできなかったような現実が、すでに私たちの目の前にあります。

バーチャル・リアリティーの技術の目覚ましい発展は、この状況にさらに拍車をかけることでしょう。今よりさらにリアルなスポーツ観戦を自宅で体験できる日も、そう遠いことではなさそうです。

それでもやっぱりスタジアムへ……!

けれど、自宅でのスポーツ観戦がどれだけ臨場感あふれるすばらしいものになったとしても、やはり実際に試合会場へ足を運びたいと思うのがファン心理というものです。目の前で戦う我がチームを応援し、周囲のファンとともに熱狂の渦にのまれることこそが、スポーツ観戦の醍醐味といえるのではないでしょうか?

もちろん、スタジアムへ足を運ぶことによるデメリットは少なくありません。大混雑に疲れ果てたり、会場周辺の渋滞に巻き込まれてうんざりしたり、トイレで長蛇の列に並ばなくてはいけなかったり――そうしたちょっとした「不便」を回避することができれば、私たちはもっとスタジアムへ通いたくなるのかもしれません。

最新テクノロジーを駆使した「夢のスタジアム」

そんなファンの願いをかなえてくれるかもしれない画期的なスタジアムが、現在アトランタにて建設されています。

夢のスタジアムの名は「メルセデス・ベンツ・スタジアム」。このスタジアム内には1,800もの無線LANアクセスポイントと2,000台を超えるモニターが設置され、屋根の下には360度の超巨大ディスプレイが広がっています。

こうした高度なインフラ設備にモバイル・アプリケーションやコグニティブなどの最新のテクノロジーを組み合わせれば、スタジアムでの体験は、今よりもずっと魅力的なものになるはずです。

来場者のスマートフォンに駅から会場への最短ルートを表示したり、会場内で最もすいているトイレの場所を示したり、チケット販売数や天気予報から当日のビールの消費量を予測したり……。

ITがすべての課題を完璧に解決できるわけではありませんが、少なくとも炎天下にビールやジュースが売り切れでがっかりさせられることがなくなるのは、私たちにとって朗報だといえそうです。

photo:Thinkstock / Getty Images

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