AIとの会話で、お目当てのニュースが見つかる!?

昔、アルバイト情報誌で、いわゆる「読み屋」の募集記事をよく見かけました。多忙な大学教授に代わって指定された本を読み、内容を要約するという仕事です。時給は当時の平均以下で、割に合わない仕事だったと記憶しています。

膨大な情報があふれるデジタル社会

インターネットの普及によって、私たちを取り巻く情報量は、20年前、30年前とは比べものにならないほどに増加しました。数あるニュースサイトやブログなどに大量の記事が投稿され、Webには膨大なコンテンツがあふれ返っています。

検索エンジンが日々進化を遂げているとはいうものの、単純なキーワード検索では不便も多いのが現状。文字通り「情報の海」と化したWebから欲しい情報を取り出すのは、まさに砂の一粒をつかむようなものです。

Watson Discovery Newsが「検索」を変える

幸いなことに私たちは、デジタル社会にあってAIという強力な武器を手にしつつあります。

IBM Watson Discovery News(以下、Discovery News)はWatsonの持つ多彩なAPIのうちのひとつで、コグニティブ技術を応用した高度な検索や解析の機能を提供します。この有能なAPIにはNLU(Natural Language Understanding/自然言語理解)が採用され、検索対象となるニュース・コンテンツの本質的な意味を踏まえた高度な検索を可能とします。

たとえばAIに関するニュースについて調べたい時、

「AIに関する最新のニュースを教えて」

「最近、AI関連の記事で最もよく名前が挙がっている人物は誰?」

といった具合に自然な言葉でWatsonに語りかけると、Watsonが質問者の意図を解釈し、最適と思われるコンテンツを即座に返してくれます。また、関連する情報を集約し、フィルター機能によって信頼できるソースからの情報だけを抽出し、「あなただけのニュースリスト」を生成することも可能です。

Watsonの力を借りれば、従来情報収集にかけていた手間と時間を大幅に削減できます。現代の大学教授は、もはや「読み屋」のアルバイトに頼る必要はないでしょう。

テクノロジーにより浮いた時間を、より創造的な仕事に振り向ける――。それが私たち人類とAIとの理想的な「共存関係」なのかもしれません。

Photo:Getty Images