米国カリフォルニアにあるIBMアルマデン研究所は、Twitterから発信されるツイートを分析し、性格診断に用いる技術の開発を進めています。

性格診断テストとほぼ同等の診断が可能

IBMのアルマデン研究所の主任研究員・エベン・ヘイパー氏の研究チームは、ツイートと性格の関連性を調べています。Twitterアカウントを保有している300人のツイートを分析すると同時に、彼らに性格診断テストを受けてもらい、それぞれの結果を比較したところ、なんと、両診断の一致性は80%を上回ったことがわかりました。引き続き研究を続けた結果、200ツイートで十分な性格診断が可能であると証明されたのです。

どのような診断結果が出るのか?

ツイート分析は、心理学研究で使われるフレームワークである「ビッグファイブ」(1.経験への開放性 2. 勤勉性 3. 外向性 4. 協調性 5.情緒不安定性 )をもとに行われます。たとえば、「私たち」や「友達」「家族」といった単語を使うユーザーは優しい性格の可能性が高く、また文字数が多いツイートをする人は同僚と仲がいい傾向にあるという診断がなされています。

今後の展望

まだ実験段階ではありますが、ツイートによる性格診断が実用化に至った場合、従来の性格診断テストにくらべてコストのかからない形で、自分を把握することができるようになります。また、企業が新たに従業員を雇用する際に応募者の過去のツイートを分析することで、前もって応募者の性格を見極めるといったことも可能。さらに、消費者の性格を知る上で有効なマーケティング支援ツールとしても用いられるポテンシャルを秘めています。人々の生活に浸透したソーシャルメディア。そこに隠れている宝物を探す技術はいま、長足の進歩を遂げているのです。

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