ダイバーシティー実現のためにできること――あなたも「Be Equal」を宣言しませんか?

近年、ジェンダー平等には大きな注目が集まっており、多くのメディアが女性を登用することのメリットを繰り返し報道し、国家レベルでダイバーシティー経営を推進する動きも活発化してきています。経済産業省が主導する「ダイバーシティ2.0」の中でも、企業における女性の登用促進や女性起業家の支援などが重要な柱となっています。

「インクルーシブな組織が強い」という事実

「人口の半分を除外しながら、人材獲得競争に勝てるなどと思うほうがおかしい」(「女性とリーダーシップについての調査」,2019, IBM Institute for Business Value)

ある企業の女性CIO(チーフ・イノベーション・オフィサー)が語ったこの言葉は、ビジネスにおけるジェンダー平等の重要性をとてもわかりやすく言い表しています。

ジェンダー平等が、財務改善やイノベーションの促進をはじめとしたさまざまな点で企業にメリットをもたらすことは、もはや疑いようのない事実です。にもかかわらず、依然として管理職、幹部職における女性の割合は決して高いものとはいえません。

前述の「女性とリーダーシップについての調査」は世界の2,300の企業・行政機関を対象としていますが、経営幹部や取締役といった上級管理職の女性比率は平均でわずか18%にしか満たないという驚くべき事実が浮き彫りとなりました。

なぜ、このようなことが起きているのでしょう?その背景には、次のような問題があると考えられます。

  • 企業がジェンダー平等のメリットを十分に理解していない
  • ダイバーシティーの推進が、ビジネスにおける最重要課題として位置づけられていない
  • 上級幹部の大多数を占める男性が、ジェンダー差別がもたらす影響の大きさを等身大で理解していない

企業が競争力を保つためには、こうした状況を根本から改善し、企業・組織の内部だけでなく社会全体の取り組みとして、ジェンダー平等に向けた働きかけを行っていくことが重要です。

「Be Equal」――ビジネス・リーダーシップにおけるジェンダー平等の実現にむけたIBMの取り組み

全ての人が性別に関わらずビジネスにおいて平等にリーダーシップを発揮するには、社会全体での取り組みが必要です。より平等な職場環境作りのため、一人ひとりが自分にできることを言葉にすることで、職場と社会を変えていく。その実現にむけてIBMでは「Be Equal」という取り組みを行っています。

「『Be Equal』が目指すのは、IBMのリーダーシップと文化の全てを通じて、あらゆる形のダイバーシティーとインクルージョンを推進することです」と、IBMのCMO(チーフ・マーケティング・オフィサー)のMichelle Pelusoは語ります。 Be Equalのもとで、職場の全リーダーが全ての社員にとってより平等な職場環境をつくる機会をもたらすのです。

IBMでは、このBe Equalの取り組みを、IBM社員だけでなくお客様や社内全体に広げていきたいと考えています。

私の「Be Equal」宣言

Be Equalの活動を紹介するIBMのWebサイト「私の行動宣言#BeEqual」には、IBMのリーダーたちによるBe Equal宣言が紹介されています

たとえば前出のMichelle Peluso氏は、「ダイバーシティーとインクルージョンの実現には、あらゆるレベルのリーダーシップでそれが実現されるように、全員で取り組むことが必要です」と述べています。

また、日本IBMの代表取締役社長である山口明夫は、「ジェンダーを超えていろいろな出身国・バックグラウンドの従業員が働くIBMにおいて、常にフェア、公平性を持った判断を下すことがとても大切です。それこそが企業文化であり、Be Equalであると思っています」と語っています。

Be Equal(平等である)を実現するためには、私たちひとりひとりが、たとえ小さくとも自分にできることから始めていくことが大切です。

「Be Aware(気づきを持つ)」「Be Vocal(声をあげる)」「Be Flexible(柔軟になる)」「Be Cognizant(認識する)」

――Be Equalな組織・社会をつくるために、今、あなたやあなたの属する組織にできることは何ですか?

ぜひ、あなた自身の「Be Equal宣言」を発信してみてください。

photo:Getty Images