AI活用を牽引する女性リーダーを表彰。キーワードは「多様化」

製造、流通、金融、医療など、あらゆる分野でAI活用が進み、AIはビジネスを支える重要なツールの一つとなりつつあります。IBMがアメリカ、ヨーロッパ、中国の企業を対象として実施した調査(※1)でも、34%の企業が「AIを活用している」と回答しています。

IBMが「AI分野における女性リーダー賞」を選出

そんな中、IBMは2020年5月に「AI分野における女性リーダー賞(Women Leaders in AI)」の受賞者を発表しました。この賞は国や地域・業界を問わず、AI技術を活用してビジネスの変革や成長、イノベーションの促進に貢献した女性を表彰するもので、2019年に創設。今年はアメリカ、中国、ブラジル、オーストラリアなど世界12か国から35名の女性リーダーが受賞者として選出されました。

賞の目的の一つはAIを活用して業務の向上を支援し、素晴らしい成果を上げた女性リーダーの功績を称えることで、女性のAI分野への進出を促進することにありますが、それと同時に、受賞者の方々がネットワークを築き、その知見を共有し互いに学びあいながら、AIを活用してさまざまなビジネス課題に取り組む機会を提供することも目指しています。

日本からは6名の女性リーダーが受賞!

今回、日本からは、イッツ・コミュニケーションズ株式会社の小澤唯氏、株式会社ジャックスの宮下亮子氏、日本航空株式会社の徳門桃氏、明治安田生命保険相互会社の加藤淳子氏、楽天株式会社の初田和泉氏、株式会社ワコールの篠塚厚子氏の6名が選出されました。(※2)

6名の方々のより詳しい功績とAI活用事例は以下のページからご覧いただけます。受賞者が語るコメントと事例からは、AIを活用することによって業務を効率化し、素晴らしい顧客体験および従業員体験を実現できるということがわかります。

Women leaders in AI: 2020 list | IBM(英語)

AI活用に不可欠な「多様性」実現のために

IBMがMorning Consultと協力して実施したグローバルな調査では、85%のAI専門家が、「ここ数年でAI業界はより多様化した」と回答しています。そして「多様化は進んでいない」と回答した人のうちの74%が、AIの潜在的な能力を引き出すには、この業界はさらに多様化しなければならない、と感じていることが明らかになりました。AI研究・活用の現場において、女性の視点はますます重要なものとなってきています。

その一方で、AI分野において「自分の性別がキャリアアップの障害になっている」と感じている女性は、男性のおよそ5倍にのぼり、さらに、「男性は数学やハード・サイエンスに対して才能があり、女性は人文学や社会科学、美術に対しての才能がある」と言った言説はいまだに存在することから、この業界にも依然としてジェンダー間の格差が存在していることが伺えます。

IBMのSVP, Digital Sales and Chief Marketing Officerであり、IBM Women’s Initiative のグローバルリーダーを務めるミシェル・ペルーソは、「AIは今後10年、業務改革の軸となるでしょう。偏見を緩和し前進していくためにもAIの最前線には女性や多様性を持ったチームが必要です」と述べています。IBMは「AI分野における女性リーダー賞」を通じてこうした格差の是正に貢献し、AI分野のさらなる発展と多様化を推進する一助となれるよう邁進いたします。

もっと読みたい

 

※1出典:https://www.ibm.com/blogs/think/2020/01/ai-in-2020-from-experimentation-to-adoption/
※2:2020年5月6日時点での情報

photo:Getty Images