面接に臨む態度や表情11選!基本マナーを面接官はチェックしている!

面接に臨む態度や表情11選!基本マナーを面接官はチェックしている!

面接に臨む際、話す内容だけでなく応募者のちょっとした態度や表情も非常に重要です。

緊張して細かい部分に気が回らない応募者と違い、面接官は面接における態度や表情の一挙手一投足まで鋭くチェックしています。

今回はそんな面接に臨む際に覚えておきたい態度や表情といった基本マナーを紹介していきます。

人によってはキャリアも無いのに態度や笑顔が面接官に気に入られ、内定するケースもあるので参考にして下さい。

面接中の態度における注意点

面接中についやってしまいがちな態度には、次のようなものがあります。

面接の練習をするときに、ついやってしまいがちな態度が出ないよう、厳しくチェックすることが大切です。

座り方、姿勢に気をつける

まず面接中の態度として注意するべきなのが、最初のアクションとなる椅子への座り方とその姿勢です。

面接中の座り方としては、まず第一に椅子に深く腰掛けないのが重要です。

そして男性であれば足を肩幅程度に広げる、女性であれば足を閉じて、手を膝の上に置いて座りましょう。

面接で足を組んだり、足を斜めにするのは一般的にはマナー違反とされており、態度として相応しくありませんので注意して下さい。

会話をするときは正面から面接官の目を見る

面接官と会話をするときは、常に正面を向き、聞くときも話すときも面接官の目を見るようにして下さい。

会話中にうつむいたり、首をかしげると落ち着きながない人だと思われるので注意して下さい。

質問されたときに回答が思い浮かばないと、思わず眉間にシワが寄ることもあるので、気を付けましょう。

髪を触らない

面接で会話をするときに、思わず髪をさわったり、かき上げたりしないようにしましょう。

特に女性に多いのですが、ついいつものクセで髪を触ってしまうのは面接の態度としてはNGです。

ロングヘアの人は面接の際に束ねるので、下がってきた髪をかき上げることはありませんが、

頭をポリポリとかかない

これは女性よりも男性に多い態度ですが、面接中の返答に迷ったり、照れたときに頭をかかないようにしましょう。

頭をポリポリとかいている様子はみっともないですし、面接の態度のマナーとしても良くないです。

舌を出さない

面接時の回答で失言をしてしまった際に、思わず舌を出してしまう人もいます。

これも大人として恥ずかしいだけでなく、面接のマナーとしては微妙なので注意しましょう。

貧乏ゆすりをしない

面接で緊張したり長時間座ると、思わず貧乏ゆすりをしてしまう人は多いです。

貧乏ゆすりは面接態度としては最悪の部類の一つで、貧乏ゆすりをする人と一緒に働きたくないという心理が落とされる確率も上がってしまうので注意しましょう。

身体をゆらゆら動かさない

自分では気付きにくいのですが、面接中に無意識に体をゆらゆらと動かす人もいます。

周囲から見るとはっきり分かりますし、落ち着きのない態度なので注意が必要です。

腕を組まない

普通に考えればあり得ないのですが、意外とあるのが面接中に腕を組んでしまうケースです。

日頃から腕を組んでいる人は、面接中に返答に困ったときなどに何気なくやってしまう可能性がある態度なので気を付けましょう。

爪を噛まない

これも面接の態度としてあり得ないのですが、緊張したり不安を感じた時に爪を噛んでしまう人もいます。

当然、面接官の印象も面接のマナーとしても最悪なので、爪を噛む自覚がある人は十分注意する必要があります。

鼻をいじらない

爪を噛むほど印象が悪くありませんが、面接中に鼻をいじる人もいます。

癖になっている人は面接中にもよくやってしまいがちな態度なので、注意が必要です。

面接の表情のポイントや注意点

まずは口角を上げた表情で入室する

面接でまず最初に心がけたいのが、口角を上げた明るい表情で入室するというものです。

面接において第一印象の良し悪しはかなり大切なので、入室した瞬間に暗い顔をしていればそれだけで不利になるでしょう。

明るい表情といっても、大きな口を開けて大胆に笑っているのは少し気持ち悪いので注意して下さい。

品位を保った爽やかな表情が面接において好印象と言えるでしょう。

にやけないように注意する

面接中の表情は笑顔が無難ですが、かといってヘラヘラとにやけないように注意して下さい。

笑顔とニヤけている表情は近いようで全く別物で、最大の違いは口元です。

笑顔は口元が自然に上がっているのに対して、ニヤニヤしている人は口元が不自然に歪んでいます。

この僅かな違いで面接官からの印象は180度変わってしまうので、面接中は自然な笑顔を心がけて下さい。

緊張すると自然な表情ができないという人は、事前に何度も面接や表情の練習をしてクセを抑えるのがベストでしょう。

自分で練習するのが難しい場合は、転職エージェントのキャリアカウンセラーや家族と練習を行い、クセが出た瞬間にチェックしてもらうと良いです。

志望動機や今後のキャリアを聞かれた場合は真剣な表情にする

面接中は最初から最後まで口角を上げた明るい表情を保っていれば良いということはなく、志望動機や転職理由、キャリアのビジョンを聞かれた際は真剣な表情で答えましょう。

この時にまで明るい表情をしていると、真剣さが伝わらず逆効果になってしまう可能性があるからです。

緊張感を持ちつつ真剣な表情で志望動機を答えていけば、面接官からも好印象でしょう。

話をしないときは口を閉じ、口を閉じたまま微笑む

面接中で会話をしないときは口を閉じて、自然な微笑みを維持しておくのがおすすめです。

顔が不自然に引きつったり、口が笑顔でも目が笑っていないアンバランスな表情にならないよう注意が必要です。

鏡の前で口を閉じている時の表情の練習をしておいても良いでしょう。

退出時は笑顔を心がける

面接が無事に終了し、退出する時も笑顔を心がけるようにして下さい。

立ち上がってドアから出た後も、扉が閉まるまで笑顔を維持するようにしましょう。

たまにドアを開けた瞬間に真顔になる人がいますが、面接官は最後の瞬間まで表情を確認しています。

また、退出する際は「ありがとうございました」とお礼を述べるのを忘れないで下さい。

面接で好印象な表情を作るための練習方法

まずは鏡の前で自然な表情を作ってみる

面接の笑顔は「口元の口角を上げる」「目を三日月の形にする」「歯を見せずに微笑する」と言われていますが、これは誰にでも当てはまるものではありません。

変に「歯を見せちゃいけない!」などと意識しすぎると、表情が硬くなってしまう場合も、少なくありません。

ではどうすれば面接で好印象を与える笑顔が作れるのかというと、鏡を見ながら自分のベストの表情を見つけ、その表情で面接に臨むように練習することです。

次に様々な感情の表情を練習する

自然な表情を見つけたら鏡の前でリラックスし、「嬉しい」「悲しい」「怖い」「ビックリ」「悔しい」など、思いつく限りの表情をしてみましょう。

控えめな表情よりは、むしろ変顔になるくらいの大胆な表情がベストです。

自分にとってベストの笑顔を見つける

練習をしていると顔の筋肉がほぐれるので、今度は自分にとってベストの笑顔を見つけましょう。

鏡を見ながら一番好印象を与える笑顔を研究し、「これがベスト」と思える笑顔を見つけます。いくつか笑顔を撮影して、誰かに評価してもらうのもいいでしょう。

笑顔には、次の3つのパターンがあります。

  1. 唇を閉じたまま微笑む
  2. 上の前歯4~6本ほどを見せて笑う
  3. 奥歯や歯茎も見えるくらい笑う

面接時の表情は基本的に(A)の表情ですが、話の成り行きによっては(B)や(C)の表情になることもあります。

この3つのそれぞれに対して、ベストの笑顔を考える必要があります。

当日まで毎日最適な笑顔を作る練習をする

「これが自分の笑顔」と思える笑顔がわかったら、面接当日まで毎日その笑顔を作る練習をしましょう。

取り繕ったような笑顔ではなく、あくまで自然な自分らしい笑顔であることが大切です。

面接室に入る前に注意するべき態度や表情

ここまで面接中に注意するべき態度や表情について触れましたが、念のため面接前の表情や態度に関する注意点も紹介します。

実は面接の前から応募者の表情や態度はチェックされているので、参考にして下さい。

受付や待合室での態度

面接で失敗するケースとしてよくあるのが、待合室ではダラ~ッとしたやる気のない態度を見せ、だるそうな雰囲気だった人が、面接室に入った途端に笑顔でイキイキとし出すケースです。

面接官は既に面接室にいるので、待合室にいるときの態度を直接見られることはありません。

しかし、受付や待っている様子を他の社員はしっかりとチェックしているので、あまりに態度が酷いと面接後に採用担当者や面接官に報告されます。

実際、筆者の会社でも面接では好印象で採用予定だった人が、待っている最中にふんぞりかえって貧乏ゆすりをしているの様子を密告されたせいで不採用になったケースがありました。

いつどこで誰に見られても良いように、会社に足を踏み込んだ瞬間から態度や表情に注意することが大切です。

応募先近くの道路やお店で態度を見られることもある

面接に遅れてはまずいと早めに行動すると待ち時間が発生するので、近くの喫茶店や飲食店で時間を潰す人は多いと思います。

しかし、会社の近くのお店には応募先の社員がいる場合が珍しくなく、不用意にダラダラとした態度をとったり、スマホでゲームに夢中になったりすると危険かもしれません。

実際に面接官がランチを食べていたり、通行中に肩がぶつかって喧嘩をふっかけた相手が応募先の面接官で、態度を理由に面接で落とされた人がいます。

確率的にはけっして高くはありませんが、面接に臨むにあたってはあらゆる可能性を考慮して態度に注意する必要があります。

面接に臨む態度と表情まとめ

今回は面接に臨む際におすすめの態度や表情について紹介しました。

面接は短ければ20分、長くても1時間以内という短い時間で終わってしまうので、その中で応募者は自分の魅力をアピールしなくてはいけません。

そのためには応募書類や受け答えだけでなく、表情や態度も非常に重要になってきます。

厳しい面接官だと面接中にたった1回だらしない態度をとってしまうだけで「だらしない人だ」と判断され、落とされてしまうこともあります。

理不尽な話ですが、態度と表情の重要性を肝に銘じて、面接の際は家を出てから面接が終わって帰宅するまで細心の注意を払いましょう。