ニート就活のコツやおすすめの仕事16選!怖いし何からやればいいの?

ニート就活のコツやおすすめの仕事16選!怖いし何からやればいいの?

そろそろ脱ニートをして就活をしたい、なんらかの仕事はしたいけど具体的に何をすればいいか分からないという方は多いです。

そこで当記事では働く意思のあるニートの方に向けて、就活のコツやニートにおすすめの仕事などを紹介していきます。

働きたいけど何からやればいいか分からない、ニートに就職は無理と思っている方は参考にして下さい。

ニートでも就活はできる?

ニートの就活支援が進んでいるので十分に可能!

ニートでも就活はできるのか、そもそもニートが今さら働くなんて無理と思っている方は多いのですが、今はニートでも余裕で就職をすることができます。

確かに昔はニートが就活をしても働き口はほとんどなく、仮に就職できてもドのつくレベルのブラックしかありませんでした。

しかし日本は少子高齢化によって人手不足が進行しているため、国はニートであっても積極的に働いてほしい背景から今は様々な自治体や団体による支援が進んでいます。

そのため、学校を卒業してからずっとニートをやっていて、バイトをした経験すら無いという方でも問題なく就職することが可能です。

参考:厚生労働省 地域若者サポートステーション

ニートならではの特徴を活かすのがポイント

ニートとは、一般的に「34歳までの家事や家業をせず働いていない」非労働者のことを意味します。

そんなニートが就活する上でポイントとなるのが、ニートならではの強みを活かすことです。

例えば、ニート期間中は自宅でパソコンを使う時間が長かった方は、IT分野で活躍できるチャンスがあります。

パソコンをやっていたおかげでブラインドタッチができれば、時給1,500円程度のデータ入力の仕事をすることができるでしょう。

また、ニート中にゲームでコツコツ作業をするのが得意だった人は、製造業などの分野も適正があるなど、ニートならではの特徴を活かすことで就活の活路が見えてきます。

ニートが就活で社会復帰するにはまず何をやればいい?

年を取るほど不利なのでまずは1日でも早く行動する

ニートで働く意思はあるけど、まずは何からやればいいかわからないという方は、とりあえず1日でも早く就活に向けて動き出すことが重要です。

これはニート生活が長引いたり、年齢を重ねてしまえばしまうほど就活で圧倒的に不利になるからです。

例えば24歳のニートと25歳のニートでは、就活をした際の難易度が段違いです。

筆者自身、10社くらいの面接官に「25歳じゃなく24歳だったら採用したんだけど…」と言われた経験があります。

また、ニート期間が長引くと動き出すためのハードルもどんどん高くなってしまうので、そういった意味でも1日でも早く就職に向けて行動するべきです。

いきなり正社員でなくバイトから始めるのも手

では具体的にどう動き出すのが良いかというと、いきなり正社員を目指すのではなく最初はアルバイトから始めてみるのがおすすめです。

もちろん可能であれば正社員の方が良いのですが、ブラック企業が多いので正社員よりもバイトの方が稼げたり条件が良いことも珍しくありません。

また、まず最初は通勤や労働に慣れて経験を積んでいくという意味でも、責任が軽く、労働時間も4時間程度から選べるバイトは最適です。

おすすめは人とあまり接しない清掃やコールセンター、データ入力のバイトで、ハローワークだと低時給なのですが、派遣会社などを通すことで時給1,500円という高時給で働くこともできます。

時間を活かして就活で役立つ資格を取得する

ニートが就活をする場合、自由な時間を活かしてあらかじめ資格を取得しておくのもおすすめです。

ニート就活に有用な資格については後ほど詳しく解説していますが、TOEICや簿記検定、ファイナンシャルプランナーといった資格は、様々な企業の就職に役立つでしょう。

家でゲームやネットサーフィンをする時間の半分を資格取得の勉強に当てれば、あっという間に資格を取得できるはずです。

転職エージェントに登録してみるのもおすすめ

就活はしたいけど具体的に何がやりたいのか、どのような仕事に就きたいのか不安があれば、転職エージェントに登録してみるのもおすすめです。

中でもニートの就職に強い転職エージェントは、ぜひ登録しておきたいところです。

転職エージェントに登録すると専属のコンサルタントが付くので、自分に向いている「適職」を相談してみると良いでしょう。

無料で希望条件にマッチする職場や企業も見つけてくれるので、就活をしたいけど何からすればいいか分からないという方はとりあえず登録するのがおすすめです。

ニートが就活を成功させるためのコツ

未経験者を歓迎している業界を狙う

ニートのが就活を成功させたい場合、まずは未経験者を歓迎している業種や業界を狙うのが重要です。

例えば営業やコールセンター、製造などの現場では会社が研修を行うため「他社での経験は不要」とするパターンが多く、ニートの就活におすすめの職種です。

また、新規オープンの店舗のような全ての店員が同じスタートラインに立つ仕事も、ニートであっても就職がしやすい傾向にあります。

求人票にニートOKと記載された仕事を探す

今の日本は人手不足にも関わらずニートの数が非常に多いため、「ニートOK」「ニート歓迎」と記載されている求人も多数あります。

特にニートを採用するメリットが大きい仕事は、ニートでも応募すれば受かる確率が高いでしょう。

  • ニートは未経験なのでノウハウやスキルを覚えやすい
  • ニートの好きなことや特技を活かせる仕事
  • ニートはコツコツ真面目に仕事に打ち込む人が多い

ニートは社会人経験がないからこそ、余計な先入観や常識がないので、就職した後に抵抗することなく自社の色に染まってくれます。

前職の常識を持ち込まれると困る会社は多いので、まっさらなニートは歓迎されやすいです。

ニートならではの特技を活かす

ニートの方が就職するには、自分がニート生活で培った特技を活かすのもおすすめです。

例えば学歴や職歴より実力とスキルを重視するIT業界は、優れたパソコンスキルがあればニートであっても積極的に採用しています。

自宅で過ごす時間でパソコンをよく触っていた方や、プログラミングが少し出来るという方であれば、自作のアプリやWEBサイトを履歴書の代わりに持ち込むことで即採用されることも珍しくないです。

また、長年ニートだった女性が穏やかで聞き上手な性格を活かしコールセンターに就職した結果、丁寧な対応が評価されて毎月30万円〜40万円以上の収入を得た成功例もあります。

上記のように今はニートであっても、スキルや性格を活かせる仕事を選ぶことで就職をするのは難しくありません。

ニート就活におすすめの業界や職業

では次にニートであっても採用される確率が高い、おすすめの業界と職種を紹介していきます。

介護職

介護職は人の役に立つ仕事がしたい、一定の給料がほしいというニートの方におすすめの職業です。

ご存知の通り介護職は慢性的な人手不足が続いているため、未経験のニートであっても採用される確率が非常に高いです。

それでいて給与は年々上がっているので、その他のニートで就活ができる仕事と比べて稼げます。

また、就職後に「介護職員初任者研修」や「介護福祉士」といった資格を取得していくことで給与が上がり、より好条件での転職がしやすくなるというメリットもあります。

コールセンター

コールセンターは人と直接接するのが苦手なニートの方におすすめの職業です。

冷暖房の整った室内で座ったまま働けて、残業も少ないのでニートの最初の仕事としてもおすすめです。

各社が徹底したマニュアルを用意しているので、未経験のニートであっても積極的に採用されるのもメリットでしょう。

ただ就職先によってはクレーム対応があり、ストレスに弱い方には辛い可能性があるので、応募先の業務内容はしっかりと確認しておきましょう。

清掃業

人と直接接するのが苦手なニートの方は、清掃業もおすすめです。

清掃業は大きく分けてビルや施設を清掃する方と、個人宅を清掃するハウスクリーニングに分けられます。

基本的には指示された場所を黙々と掃除するだけなので、難しいことを覚えることがなく、人ともほとんど関わりません。

ビル清掃であればたまにそこで働いている人とすれ違うくらいなので、軽く頭を下げておけば大丈夫です。

一度掃除の手順を覚えてしまえば、派遣先が変わらない限り同じ作業を毎日繰り返すので、新しいことを覚えたくない人にもおすすめです。

IT系

パソコン操作に慣れているニートにおすすめなのが、IT系企業です。

エンジニアやプログラマーはスキルが必要ですが、データ入力などはパソコン操作の速度に自信があれば採用されますし、未経験でも引く手数多です。

また、IT系は将来性があるのに常時人手不足なので、ニートであっても問題なく採用されやすいのもメリットでしょう。

ニート期間中に趣味でプログラミングをやっていた、というニートであれば未経験で転職する社会人よりも有利な条件で働けることがあります。

工場の作業員

ひたすら単純作業を繰り返し、人と関わることも少ない工場の作業員も、ニートの就職先におすすめです。

特に学歴や職歴を必要としない工場が大半なので、ニートであっても応募すれば問題なく採用されるのもメリットです。

ただ単純作業な苦手な方にはやや不向きなのと、自動車工場の作業員は肉体労働で体力を使う点には注意が必要です。

体力に自信がない方は給料は下がってしまいますが、「軽作業」となっている工場の求人を狙った方がいいでしょう。

事務職

ルーチンワークが多く、デスクワークが基本となる事務職もニートの就活におすすめです。

主な仕事は資料作成やデータの入力で、ワードやエクセルを操作できる程度のパソコンスキルがあれば、未経験でも採用される確率も高いです。

会社によっては電話・来客応対も任せられるので、ある程度のビジネスマナーがあるとなお良いでしょう。

また、事務系の資格を所有していると、より採用されやすいです。

警備員

警備員も、未経験のニートが就職しやすい職業の一つです。

警備員には1号警備~4号警備というものがあり、数字が大きくなるほど給料が上がっていくのですが、無資格のニートの場合は1号か2号警備をやることになります。

1号警備は学校や商業施設の警備員、2号警備は工事現場で交通誘導をする警備員で、どちらも人と接することがほとんどなく、立っているだけでお金がもらえるのでお得です。

ただ給料はやや安い傾向にあるので、稼ぎたいというニートの方にはやや不向きかもしれません。

運送業

運送業は運転免許証を取得しているニートにおすすめの就職先です。

特に運転が好きなニートにはおすすめの職業となっており、給与も比較的高額です。

昔はサービス残業が横行していましたが、近年は労働環境も改善されている傾向にあります。

営業職

営業職は未経験でも実力さえあれば評価される職業のため、コミュニケーション能力や心理学に自信のあるニートにおすすめの就職先です。

中でもおすすめなのがIT系の営業で、不動産や自動車の営業と比べると比較的ホワイトな会社が多いです。

もし隠された営業の適性があれば、未経験のニートからいきなり年収1,000万も狙える夢のある職業と言えるでしょう。

引っ越し業界

力や体力に自信のあるニートにおすすめなのが、引っ越し業界への就職です。

体力さえあれば学歴やスキルはほぼ不要で、敢えて言うなら物を運ぶ時に傷をつけない丁寧さがあればいけます。

給料もニートが就職を狙える職業の中では比較的高額なので、おすすめとなっています。

公務員

実は公務員試験さえ合格すれば就職が狙える公務員も、ニートの就職におすすめの仕事となっています。

中でも地方公務員の試験は比較的受かりやすいので、学力に自信があるニートの方にはおすすめです。

在宅ワーク

就職とはやや違いますが、自宅で働きたいというニートの方はまずは在宅ワークを始めてみるのもおすすめです。

クラウドソーシングサイトでは毎日無数の在宅ワーク案件が出ているので、自分のスキルに応じてデータ入力やライティング、アンケート回答などをすることでお金を稼げます。

在宅ワークの場合、優れたスキルがないと外で就職するより収入が低くなってしまうのがネックですが、家から出ずにニートの生活スタイルをあまり崩さず仕事ができるのはメリットでしょう。

ニートが就活までに身に付けておきたいスキル

  • コミュニケーション能力
  • 社会人基礎力
  • 基礎的なビジネスマナー

コミュニケーション能力

ニートの方が就活までに身に付けたいスキルとして、最も重要なのがコミュニケーション能力です。

コミュニケーション能力は、就職後の職場はもちろん面接でも必ず必要な能力です。

コミュニケーションが苦手という方も多いですが、最低限のコミュニケーション能力がなければ面接を受けるのにも苦労してしまいます。

とはいえ、最低限のコミュニケーション能力があれば面接を突破できますし、就職後はほとんどコミュニケーションが必要ない職業もあります。

ただコミュニケーション能力があった方が職場に馴染みやすいので、苦労せずに済むのは間違いありません。

社会人基礎力

社会人基礎力とは、【発信力・傾聴力・柔軟性・状況把握力】などの概念のことです。

参考:経済産業省 社会人基礎力

経済産業省が積極的に獲得を推奨しています。

社会人に必要な自分の意見を分かりやすく伝える力、相手の話を聞く力、意見や立場の違いを理解する力、自分と周囲の関係性(距離感)を瞬時に理解する力を身に付けることになるので非常に有用です。

基本レベルのビジネスマナー

また、社会人に求められる基礎的なビジネスマナーも身に付けておいてください。

身だしなみ・敬語の使い方・挨拶の仕方・電話の掛け方や受け方辺りが鉄板で、最低限のレベルがあると大抵の仕事で苦労せずに済みます。

ビジネスマナーが何も分からないという方は、書籍を買ったりyoutubeで動画を見ても良いでしょう。

就活を始めるニートにおすすめの資格

次にニートの就職で有利になる資格をまとめてみました。

  • TOEIC
  • TOEFL
  • 中小企業診断士
  • 社会保険労務士
  • 通関士
  • 日商簿記1級
  • 宅地建物取引士
  • 税理士
  • ファイナンシャルプランナー
  • ITパスポート

上記の中でも特にオススメなのは、TOEICやTOEFLなどの語学力です。

日本はどんなに学力が高い人でも英語が話せないという方が多いので、語学力を身につけることで様々な仕事で即戦力として活躍することができます。

また、英語だけでなく中国語や韓国語も、話せるようになると職業の選択肢がグッと広がります。

TOEIC以外だと日商簿記、ITパスポートなどの資格が役立ことが多くおすすめです。

ニートが就活で成功するコツやおすすめの職業まとめ

今回はニート就活におすすめの職業や、就職で成功するためのコツなどを紹介しました。

  • ニートや未経験者を歓迎する職種や企業がある
  • 特技、知識やスキルが活かせる仕事を探そう
  • ニートが活躍できる業種を知っておけば就職活動で便利!
  • コミュニケーション能力、ビジネスマナーを身に付けよう
  • 資格を取得すれば、さらに就職で有利になる
  • ニートの就職に強い転職エージェントを利用しよう

近年はニートでも働けるよう国が積極的な支援をしていますし、ニート歓迎の求人も増えているので就職は決して難しくありません。

とはいえ、高齢になればなるほど就職が難しくなるのは事実なので、1日でも早くニート就職に強い転職エージェントなどを活用して就職を目指すことをおすすめします。